巨人が14日の中日戦(バンテリン)に1―0で勝利し連敗は3でストップ。首位・阪神とのゲーム差を2に縮めた。

 若武者が2夜連続で発奮した。中山礼都外野手(24)がこの日も「6番・右翼」で先発出場。13日に昇格即スタメンで出場した阪神戦(東京ドーム)で、あいさつ代わりの豪快な1号先制2ランを放った若武者は両チーム無得点で迎えた3回二死二塁で中京大中京高の同級生でもある相手先発・高橋宏の投じたカーブをうまくはじき返し、値千金の先制適時打とした。

 結果的にこの一打が決勝打となり勝利の立役者となった中山は「積極的にいこうというか、(球が)浮いてきたら手を出そうと思っていたので。あまり頭にないボールでしたけど打ててよかったです」と笑顔を見せた。

 首位直接対決の阪神戦で悪夢の3連敗を喫し、不退転の覚悟で名古屋へと入った橋上巨人が、なんとか仕切り直しの白星を挙げることに成功。逆転優勝を狙う上で、今後はヤングGの「総動員」が勝利のカギとなっていきそうだ。

 チーム関係者は「現状での阪神との個の力の差は否定できない以上、ウチはチーム力で勝っていかないといけない。今後はファームで昇り調子の若手選手をガンガン一軍につぎ込んでぶつけていくしかないよね」と分析。

 その言葉通り、9日のヤクルト戦では岡田が昇格即スタメン起用&勝ち越し適時打、中山も前述の通りの活躍を見せるなど、前半戦は苦しい戦いが続いた若手選手たちが強い存在感を示した。

「幸いにもウチはポテンシャルの高い若手選手が多いから、今は二軍で汗を流している選手たちの中にも岡田や中山のように〝週替わりヒーロー〟として活躍できる可能性の高い選手はたくさんいる。シーズン最終盤にものをいうのは『勢い』だから、いかにイキのいい若武者をファームから供給し続けられるかが優勝に向けた大きな課題となるのではないかな」(前出関係者)。

 橋上監督代行も常々語っている通り、支配下選手70人の総力戦で、この厳しい戦いを乗り越えていくことはできるか。