第108回全国高校野球選手権大会の第8日(12日)第1試合で拓大紅陵(千葉)が佐賀商を1―0に競り勝ち、34年部ぶりとなる初戦突破を果たした。

「持ち味を十分に出してくれた。何より気持ちが前向きでした」。坂巻監督が称える先発の宮沢(3年)は、7回3安打無失点の快投。得点圏に走者を背負っても要所を締めて本塁を踏ませなかった。8回から山辺(3年)が継投。1―0の9回、先頭・野崎(2年)への四球をきっかけに二死二、三塁と一打サヨナラのピンチを招く。それでも後続・池原(3年)を遊ゴロに打ち取って切り抜けた。

 打っては4回、片岡拓(3年)、加治(3年)の安打で一死一、二塁とすると、阪本(3年)が左前に適時二塁打を放って先制。この1点を最後まで守り切った。

 指揮官は「ピッチャー陣が粘り強く投げて、野手は難しいボールもあったがちゃんと拾ってくれた」とナインの踏ん張りを称えつつ、「本当に厳しいゲームでした。バントがなかなかうまくいかず、空回りした部分もあった。ただ『失敗しても下を向かず、前向いてやろう』っていうチームなので、ある意味うちのカラーが出た試合だった」と胸をなでおろした。