フィリーズは29日(日本時間30日)の敵地マーリンズ戦も6点のリードを守り切れずに6―8と逆転負けで3連敗。一時の勢いは消え、オールスター後は12戦9敗と急ブレーキ。ナ・リーグ東地区で3位ナショナルズに2ゲーム差に迫られている。
そんな中でブライス・ハーパー内野手(33)が「このチームには助けが必要だ。いつでも補強は役に立つ」と口にしたことが思わぬ波紋を呼んだ。ドン・マッティングリー監督代行はその発言を聞き流さず「ブライスは考えていても正直、他の選手は誰も考えていない。選手はGMになりたがり、他人のカネを使いたがるものだ。必要なのはこのチームがどうなっていくかきちんと理解することだ。これ以上、言うまい」と表情を曇らせた。
いかにスター選手とはいえ、球団の編成に口を出すのは見過ごせない。指揮官は続けて「チームについて何か言うのは今いる選手が気に入らないと言っているようなものだ。もちろん、向上を目指すのは当然だが、同時に今いる選手を大切にしなければならない」と米メディア「フィリーズ・ネーション」などに持論を口にした。
もちろん期限が迫る補強の必要性も承知しており、編成部門トップのドンブロウスキー氏に任せている。しかし、ハーパーとドンブロウスキー氏の関係も昨オフの「今季のハーパーはエリート級ではなかった」発言から冷え切った状態とされる。今回の補強を訴えるハーパー発言が監督とフロントを敵に回し、チームに亀裂を生じさせることにもなりかねない。












