広島・栗林良吏投手(30)の力投は、この日も白星に結び付かなかった。25日のヤクルト戦(神宮)に先発し、7回を3安打1失点(自責0)の好投。それでも打線の援護に恵まれず。今季6勝目を逃し、チームも延長10回に1―2でサヨナラ負けを喫した。

 立ち上がりから安定した投球を披露した。失点したのは3回のみ。先頭・松本直の三ゴロを一塁・モンテロが落球して無死一塁となると、送りバントと長岡の適時打で一、三塁。さらに丸山和の左犠飛で先制点を失ったが、失策が絡んだため自責点は付かなかった。

 以降は持ち味の制球力を発揮。4回の一死二塁のピンチも切り抜け、5回から7回までは三者凡退とし、ヤクルト打線に追加点を許さない。7回101球、3安打1失点、4奪三振。防御率は1・07となり、規定投球回には達していないものの、リーグトップの阪神・高橋遥人の防御率1・70を上回る数字を誇る。

 一方の打線は、プロ初登板初先発の西舘らヤクルト投手陣の前に苦戦。初回二死満塁、8回二死二、三塁と再三の好機を生かせず、栗林を援護できなかった。

 それでも9回二死から菊池が中前打でつなぎ、一、二塁から秋山が左前へ同点適時打。栗林の敗戦は消えたものの、勝ち越し点は奪えなかった。

 延長10回には4番手・遠藤が代打・古賀に右翼へのサヨナラ犠飛を許し、チームは2試合連続のサヨナラ負け。借金は今季ワーストの16に膨らみ、苦しい戦いが続いている。