どうやってもこの男が主役であることは変わらないようだ。ヤンキースの「悪童」ジャズ・チザム内野手(28)が28日(日本時間29日)、敵地レッドソックス戦に「1番」・二塁」で出場。2点を追う6回二死走者なしで打席に立ったチザムは2ボール2ストライクから5球目の低めカーブにバットを出しかけたが、何とかハーフスイングで止めた。

 だが球審のジャッジは空振り三振。納得のいかないチザムは三塁塁審に確認すらしなかった球審に食ってかかった。一塁コーチやブーン監督がかけつけ球審から離したが、チザムはヘルメットをグラウンドに思い切りたたきつけ、大きく跳ねた。その瞬間、退場が言い渡された。

 地元「ニューヨークポスト」紙は「ヤンキースのジャズ・チザム選手、判定に抗議してヘルメットをたたきつけたため退場処分に」との記事を配信した。

 チザムに代わりボルピが出場したが主力の退場劇が尾を引いたのか、ヤンキースは延長10回に4―5でサヨナラ負け。因縁のライバルに4連敗とスイープを喫した。
 
 試合後、ブーン監督は「あの状況でチザムを試合に残そうと、少し気をそらそうとしたんだ」と自身の試みについて語った。続けて「彼には弁明する時間を与えたが、ヘルメットが特定の方向に飛んでいったことがおそらく不利に働いたのだろう」と淡々と振り返った。

 チザムは22日(同23日)のタイガース戦では棒付きキャンディーをくわえたまま二塁守備につき猛批判を受けた。この日は3打数無安打とイライラが募っていたのは間違いないが、再び精神面の未熟さが露呈した。