ドジャースの大谷翔平投手(31)は28日(日本時間29日)に敵地サンディエゴでのパドレス戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数1安打1打点、1得点だった。打率2割9分5厘。チームは宿敵相手の3連戦を2勝1敗で勝ち越した。

 勝負強さが光ったのは3回一死二塁だった。右腕キングのカウント2―1からの4球目、外角低めのボール球の95・7マイル(約154キロ)のシンカーを逆方向へ。ライナーは左前に落ち、先制適時打となった。

 1―1の4回一死一塁は四球で出塁。続くパヘスが四球で満塁とするとフリーマンが粘って9球目で押し出し四球を選んで勝ち越した。さらにベッツの中前2点適時打で3点目のホームを踏んだ。

 6回二死二塁は2番手の左腕松井裕樹と対戦。カウント1―2からの4球目、内角低めの83・4マイル(約134・2キロ)のスプリットにバットは空を切った。

 初回先頭は2球で追い込まれると3球目、外角低めの87・4マイル(約140・7キロ)のチェンジアップに空振り三振。9回一死無走者は4番手の右腕ペラルタの外角低めの97・1マイル(約156・3キロ)のフォーシームにバットを合わせるも遊ゴロだった。

 6月は前日まで打率3割3分8厘、7本塁打、15打点、OPS1・116。この試合も先制適時打を放ったが、「ミスター・ジューン」にしては物足りない成績だ。今季は投手にウエートを置いているからだろう。

 次回登板は中6日で1日(同2日)の敵地アスレチックス戦に決まった。規定投球回に達していないが、防御率1・58は50イニング以上投げた投手ではナ・リーグ2位。被打率1割7分1厘も同2位で、WHIP(1イニング当たりに許す走者数)0・90は同3位だ。

 アスレチックスはア・リーグ西地区4位だが、19本塁打、64打点のカーツ、19本塁打、43打点のランゲリアーズ、13本塁打、41打点のソダーストロムと要注意打者が並ぶ。しかし、前回登板では100マイル(約160・9キロ)超のフォーシームが自己最多の14球を数えた。魔球スイーパーも健在だ。懸念されるのはマスクをかぶるであろうラッシングとの意思疎通だが、前日、本塁打を放った際に笑顔で祝福しており、問題はなさそう。

 規定投球回を意識する段階ではないが、1イニングでも長い無双投球に期待だ。