新日本プロレスのNEVER無差別級王者・ウルフアロン(30)が、元UFC世界ヘビー級王者ジョシュ・バーネット(48)との初共闘で大きな収穫を得た。

 ウルフは20日の千葉・君津大会でジョシュ、永田裕志と組んで極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮、高橋裕二郎、金丸義信組と激突。〝異色トリオ〟の好連係を見せつけ、最後はアングルスラムで金丸から3カウントを奪った。

 ジョシュのファイトを間近で見たウルフは試合後「1発殴ってそれが当たれば終わるという、それぐらいの打撃だった」と感嘆。「(柔道は)背中をついたら終わりなので、そこまでダメージを与えるという所にフォーカスをされてなかった。もっとダメージを与えるような投げ方を研究する必要があるんじゃないかっていう風に思いましたね」と刺激を受けた様子だった。

H.O.Tの金丸義信(右上)をアングルスラムで仕留めたウルフアロン
H.O.Tの金丸義信(右上)をアングルスラムで仕留めたウルフアロン

 一方で現在は新日本の臨時コーチを務めるジョシュも「もしウルフさんがさらにトレーニングを積みたいというなら、力になれる」とサポートを約束。「新日本プロレスは俺にとって特別な存在なんだ。この新日本の為なら世界中を相手にしてでも戦うよ」と笑顔を見せていた。

 14日大阪城大会で成田からNEVER王座を奪回した金メダリストの次なる目標は、真夏の祭典「G1クライマックス」(7月11日、米国・シカゴで開幕)への初出場だ。23日後楽園大会ではYOSHI―HASHIとの出場者決定戦を控えている。ルーキーイヤーでの出場となれば2000年大会の鈴木健三(当時)以来の快挙だ。

 ウルフは「デビューからずっとH.O.Tと戦ってきて、この前の大阪城ホール(14日)、今日の永田さんの興行をもって、まずはひとつ区切りになるのかなっていう風に僕は考えている」と抗争の一時終結を宣言した。

 その上で「ここからは本隊だったり、他のユニットの選手と戦う機会が増えてくると思うし、僕自身が知らない、僕のボロがたくさん出てくると思います。そこをしっかり見落とさず、まずはYOSHI―HASHIさんに向けて、その先につないでいけるようにやっていきます」と必勝を誓った。

 新たな戦いの舞台として設定した祭典への切符をつかむことができるか。