巨人のフォレスト・ウィットリー投手(28)が20日の中日戦(東京ドーム)に先発し、今季最長の8回途中1安打無失点と快投。7回まで中日打線を無安打に封じ、奪った三振は10を数えるなど、持ち味を存分に発揮した。

 前回登板の西武戦(13日、ベルーナ)で2か月ぶりの白星を挙げたウィットリーは、この日も好調を維持した。7回まで99球を投げ、無安打、3四球、9奪三振。1―0で迎えた8回も続投したが、二死から村松に中前打を許し、ノーヒットノーランの夢は途絶えた。降板時には悔しさものぞかせたが、スタンドからは愛称の「チャック」コールが沸き起こり、大きな拍手に包まれた。

降板時、内海投手コーチ(左)とハグしてベンチへ下がった巨人・ウィットリー
降板時、内海投手コーチ(左)とハグしてベンチへ下がった巨人・ウィットリー

 試合後のウィットリーからは「すべて内海さんのおかげ」としきりに話し、内海投手コーチへの感謝の言葉が口をついて出た。フォーム改良に関する助言や、登板中の声掛け、細やかな目配りなどのサポートを受け、二人三脚で8イニング目のマウンドまで立った。

 ウィットリーは「よく見ていてくれるし、パッと言ってくれたことがだいたい自分に当てはまる。ちっちゃいことなんだけども、そのちっちゃいことが、自分にとってはすごく大きな、いい方への変化になるような(言葉)。それをいつも言ってくれるっていうのが内海さん。内海さんのおかげ」と語った。

 一方の内海コーチは「見てほしいと言ってもらえるので、僕も真剣に。それに対してしっかり応える準備をしていないと僕の仕事は失格だなと。変なこと言えないなと思って、一生懸命映像を見ながら、いい方向にいけばいいなというアドバイスをさせていただいています」と語った。

 本拠地で初勝利を果たし、念願のヒーローカーでグラウンドを一周。ファンの声援に酔いしれた。「アメリカでは5分後には忘れさられている。こういう内容でも。日本の場合は、余韻にもうちょっと浸れる。時間が長いというのはいい。ファンの方にもすごく感謝してる。あったかい歓声はいい」と笑顔が弾けた。