MLBのオールスター戦(7月14日=日本時間15日、フィラデルフィア)に向けて行われた第1回のファン投票の中間結果が物議を醸し続けている。
「MLB公式サイト」が前日15日(同16日)に公表し、両リーグトップとなる「116万5133票」を集めたのはDH部門の大谷翔平投手(31)だった。その人気はすでに国境の壁も越えており、今や年間MVPの常連で今季は二刀流で大暴れしている大谷にとっては妥当ともいえる結果かもしれない。
とはいえ、投票結果に万民が納得することはほぼ不可能だ。米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」は16日(同17日)、「野球ファンたちはお気に入りの選手が選出されたことを喜ぶどころか、今回の発表に大きな失望を隠せない。偏った投票傾向が見られ、主要な選手の落選も目立っている」と報じた。
各部門の得票数1位はDHが大谷、一塁はフリーマン(ドジャース)、二塁はアルビーズ(ブレーブス)、遊撃がエイブラムズ(ナショナルズ)、三塁はマンシー(ドジャース)、捕手はボールドウィン(ブレーブス)。外野部門の3人は得票数順にパヘス(ドジャース)、アクーニャ(ブレーブス)、マーシュ(フィリーズ)となった。7部門のうち実に6部門をドジャース勢とブレーブス勢が占めた格好で、同メディアは「人気が実力を上回っているのではないかという疑問がすぐに浮上した」と指摘している。
中でもクローズアップされたのは、大谷の10年総額7億ドル(約1015億円=契約時)を上回る15年総額7億6500万ドル(約1147億円=同)でメッツに加入して2年目のフアン・ソト外野手(27)だ。
今季のソトは離脱期間もあったが、この日終了時の成績では出場した56試合で打率2割8分9厘、15本塁打、34打点。OPSはリーグ4位の0・938で、外野部門の得票数は「42万1513票」で「9位」だった。1位のパヘスは73試合で打率2割6分9厘、15本塁打、56打点、OPS0・802を記録し、得票数は「80万496票」とソトの2倍近く。同メディアは「実際、ソトより上位にランクインしている選手の多くは彼よりも成績が劣っている」とし、SNS上には「ドジャースファンばかりなんだな。楽しんで」「フアン・ソトが9番目とは情けない」「バカなファンに投票させるな」など白けたムードも広がっていると伝えている。
1次投票は25日(同26日)に締め切られ、各部門の上位2人(外野部門は6人)が29日(同30日)からの最終投票に進む。今年もさまざまなドラマや意見が飛び交いそうだ。












