阪神は5日の楽天戦(甲子園)に8―1で快勝し、連敗は「3」でストップ。首位・ヤクルトに0・5ゲーム差まで詰め寄った。

 佐藤輝明内野手(27)が重苦しい空気を振り払う一打を放った。4回まで相手先発・岸にわずか1安打に抑えられたが、5回に奮起した。先頭の投手・高橋が出塁すると、森下が死球を受けて二死一、二塁。

 好機で打席を迎えた虎の主砲はカウント3―1から124キロのチェンジアップを捉えた。打球は右中間を割る先制の適時二塁打。塁上で両手を突き上げて喜びを爆発させると、スタンドに詰めかけた虎党からも大歓声が飛んだ。藤川球児監督(45)も「やっぱり佐藤もやってくれますから、非常に心強い佐藤ですよね」と思わずニッコリ。

 4―1の7回には佐藤の四球から無死満塁とチャンスを広げると伏見、熊谷の連続適時打で4点を追加し、相手を突き放した。指揮官も「なかなかね、チームとしてパッと抜けてこないですけど、一つ抜ければ一気に波に乗っていけるのが野球ですから。ときには我慢も必要。本当に線になってつながってくれて、選手たちがよくやってくれましたね」とたたえた。

 投げては先発・高橋が7回6安打1失点の好投。2点リードとなった6回には三者連続三振に仕留めるなど、援護をもらって一気にギアアップ。7回には4連打で1点を献上したが、後続を断ってお役御免。虎将も「中6日、中7日とかありますが、その間の投球練習もボールのキレが落ちることなく調整できていて、非常に順調かなと。この後のレギュラーシーズンも順調にいけるんじゃないかなと思っています」とうなずいた。

 エース左腕の快投に打線がかみ合い、甲子園での交流戦初勝利をつかんだ。