タダでは済まないか…。ドジャースの守護神、エドウィン・ディアス投手(32)が今週末にも戦列復帰する見通しとなった。

 ロバーツ監督が20日(日本時間21日)に示したもので、4月に右ヒジの関節遊離体(通称・ネズミ)の除去手術を受けたディアスは、すでにマイナーで4度のリハビリ登板。あとは連投を無事に終えられれば、準備完了となる見込みだ。昨オフに3年総額6900万ドル(約108億円=当時)の大型契約を結びながら、7試合しか登板できていない剛腕の巻き返しが期待されている。

 ただ、その舞台はいきなりの修羅場となるかもしれない。よりによって週末の24~26日(同25~27日)はディアスが昨季まで在籍したメッツとの3連戦。しかも熱烈なファンが大集結するかつての本拠地シティ・フィールドだ。

 ドジャースの地元紙「カリフォルニア・ポスト」は「ディアスがメッツ戦で登板すれば、間違いなく熱狂的な反応が巻き起こるだろう」と不穏予告。ディアスは7年間在籍したメッツで不動の地位を確立し、登板時には球場全体の後押しを受けてきた。ところが、昨オフの争奪戦でメッツの残留オファーを最終的に断り「優勝したい」との思いからドジャースへの移籍を決断した。

 当時、メッツ側はドジャースとほぼ同等の条件を提示していたとされ、ディアスが球団を去ることに億万長者のコーエンオーナーは「不可解だ」と禍根も残していた。

 ドジャースが今季中にメッツの本拠地へ遠征するのは今回が最初で最後。ただでさえメッツはナ・リーグ東地区でぶっちぎりの最下位に沈み、ファンのフラストレーションは暴発寸前だ。そこへ球団を離れ、世界一軍団の一員となったディアスと初遭遇となれば、もはや何が起きても不思議ではなさそうだ。