新井カープが泥沼から抜け出せない――。広島は31日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に1―3で敗れ、球団ワーストを更新する交流戦開幕6連敗。借金は今季ワーストの12に膨らみ、福岡では2021年6月9日から1分けを挟んで10連敗となった。敵地・福岡での白星は2018年6月17日を最後に遠ざかっている。
前日の敗戦で福岡9連敗となり、この日は連敗ストップを懸けて臨んだ一戦だった。新井貴浩監督(49)は一部打順を組み替え、大盛を2番に据え、前日にベンチスタートだったモンテロを「5番・DH」で先発起用。1番には2試合連続で名原を送り出したが、なかなか流れをつかめない。
初回は名原が右前打で出塁したものの、大盛の見逃し三振の間に盗塁死。無死一塁の好機は一転して二死走者なしとなった。2回にはモンテロが二塁打を放ち、一死二塁から小園の一ゴロで二死三塁まで攻め込んだが、ファビアンが遊ゴロ。5回も二死からファビアンが二塁打を放ったが、持丸が中飛に倒れ、徐を攻略できなかった。
一方、先発の岡本は5回まで3安打無失点と粘りの投球を見せた。初回二死から近藤に安打を許したものの、栗原を空振り三振。3回は庄子に安打と盗塁を許しながら無失点で切り抜け、5回にも一死二塁から高橋、庄子を連続三振に仕留めた。
しかし、0―0の6回に試合が動いた。一死から周東に中前打を許すと、すかさず二盗を決められ、近藤に左翼フェンス直撃の先制適時二塁打を献上。さらに栗原に右翼席への16号2ランを被弾し、この回3点を失った。それでも岡本は6回6安打3失点、6奪三振、無四死球と先発の役割は果たした。
打線は8回に小園の二塁打、ファビアンの中前打で無死一、三塁とし、持丸の犠飛で1点を返した。さらに名原のこの日3本目となる右前打で二死一、三塁まで攻め立てたが、大盛が三飛に倒れて反撃もそこまで。福地打撃チーフコーチは「フライアウトが悪いとは思ってない。真っすぐが強いからフライになりやすいんで」と説明し、「対策しながら考えていきます」と前を向いた。
試合後、新井監督は「昨日も今日もたくさんレフトスタンドに応援しに来てくれて、勝つところをお見せできなくて申し訳ないです」とファンへ謝罪。広島は本拠地マツダスタジアムで巻き返しを図る。












