ソフトバンクは18日のオリックス戦(みずほペイペイ)に7―0の快勝を収めた。先発・上沢直之投手(32)が9回一死まで無安打投球を継続。西川に意地の一打を許したが、堂々の134球で自身2連勝を飾った。
偉業まであと2人――。独特の緊張感がベンチ、スタンドを包んでいた。多くのファンが史上92人目のノーヒットノーラン達成の瞬間を待ちわびたが、あと一歩及ばなかった。
微妙な判定にも心を乱すことなく、勝負を楽しみ続けた。偉業を阻んだ西川との対戦。4球目カーブでスイングを奪い、空振り三振かと思われたが、判定はファウルだった。「当たってなかったという話を後から後ろで聞いたんですけど、まあ、でもそういうのがね、そういう判定になったりするのも野球だし。その後にヒット打たれるのも流れというか、楽しかったです」。強がりではなく、本心からの言葉に聞こえた。
一生に一度あるかないかの偉業を寸前で阻まれた。だが、上沢は最後まで笑みを絶やさず「悔しさとかないっすよ! 正直」と何度もうなづきながら試合を振り返った。「記憶に残りたいと思ったこともないですし、やりたいことができるだけでいい」。快投にも負けない上沢節に酔いしれる夜となった。












