J1横浜MのDF諏訪間幸成(22)が、人気プロレスラーでエボリューションの専務を務める父・諏訪魔(49=全日本プロレス)から巻き返しのヒントを得た。

 プロ2年目は、明治安田J1百年構想リーグ開幕から出場機会が限られていた中、第10節(11日)のホーム・FC東京戦で初先発したが、チームは1―3で敗れた。それでも最終ラインにケガ人を複数抱えることから、18日のホーム・川崎戦でも再びチャンスが巡ってくる可能性がある。

 17日に神奈川・横須賀市内で行われた練習後、川崎戦に向けて「自分としては、ここがラストチャンスととらえているので、自分のサッカー人生がかかっている試合になると思う」と力を込めた。失点が絡んだ前節を踏まえ「難しいプレーを選択するのではなく、シンプルにプレーを切るだったりの判断も大事なる」と反省点を生かす考えだ。

 そのFC東京戦から数日後、YouTubeで探した父親のプロレスデビュー戦を視聴。それは2004年10月11日に行われた全日本プロレス後楽園大会で馳浩に敗れた一戦だ。諏訪間は「いろいろ感じるものがあった。自分もピッチに立ったら、どうサポーターの方々に気持ちだったり、思いを見せられるかは、見せ方も大事だと思うので、そういうところも学びになった」と振り返った。

馳浩(手前)でデビューした諏訪間幸平(現・諏訪魔=2004年)
馳浩(手前)でデビューした諏訪間幸平(現・諏訪魔=2004年)

 そのとき、プロキャリア2年目の自分と駆け出しプロレスラーを重ね合わせていた。「キャリア初期のころにどうやっていたのか、見ようかなと思った。注目されて全日本に入ったらしいので。がむしゃらさだったり、新人の勢いだったり、ここからどう成り上がっていくのかだったり、そういうところを感じることができた」

 黒星デビューからはい上がり、トップレスラーの地位を築いた父親のように、息子はここからサッカー界で成り上がっていくつもりだ。