元サッカー日本代表監督のハンス・オフト氏(78)が、北中米W杯(6月11日開幕)の1次リーグ初戦で母国のオランダ代表とかつて指揮した縁のある日本代表が激突する一戦(同14日)を独特の切り口で展望した。
オフト氏は日本代表を指揮して1994年米国W杯出場を目指すも、93年に行われた最終予選イラク戦で痛恨の引き分けに終わり、出場権を逃した〝ドーハの悲劇〟の指揮官としても知られる。現在日本代表を率いる森保一監督にとっては、選手時代に代表へ抜擢してもらった〝恩師〟でもある。
北中米W杯での日本―オランダ戦は、オフト氏にとっても縁が深い両国による大一番となる。オランダ紙「AD」のインタビューで、その展望を語った。
その中でオフト氏は、森保ジャパンで不動の1トップとして君臨し、オランダ1部の名門フェイエノールトで今季得点王にも輝いたFW上田綺世について言及した。
同紙の記者から「上田綺世はオランダの得点王だ。フェイエノールトのストライカーは、来たるワールドカップでオランダ代表に脅威を与えることができるだろうか?」と問われると、オフト氏は意外な答えを口にした。
「上田のパフォーマンスは、周囲の選手によって左右される。彼にとって重要なのは、ピッチ上のどこで起用されるかだ。強豪国との対戦では、相手ゴールから遠く離れた位置でプレーせざるを得ないかもしれないが、それは彼にはあまり向いていない。その場合、代表監督は別のタイプの選手を起用する可能性もある」。オランダを始めとした強豪国相手に上田の1トップは適していないとズバリ指摘し、大一番での〝上田外し〟を予想した。
森保監督は今回のW杯メンバーに上田のほか、FW小川航基(NEC)、FW塩貝健人(ボルフスブルク)、FW後藤啓介(シントトロイデン)と1トップを担える人材を招集している。オフト氏の指摘通り〝サプライズ起用〟があるのか注目だ。













