北中米W杯(11日開幕)で同じ1次リーグF組の日本代表とスウェーデン代表が水面下でシ烈な〝駆け引き〟を見せている。

 森保ジャパンが事前合宿を行うメキシコの放送局「ラジオフォーミュラ」は「彼らはまたティグレスを無視するつもりなのか? 日本とスウェーデンは、ワールドカップ前にモンテレイのトレーニング施設を要請しているのはそのためだ。両国とも有利な立場を失わないために、ラヤドスを使用したいと考えているとのことだ」と報じた。

 日本代表はピッチ状態の問題などから練習場が二転三転しているが、同メディアは「スウェーデンと日本がティグレスのエスタディオ・ウニベルシタリオではなく、ラヤドスの練習施設であるエル・バリアルでの練習をすでに要請している。その理由は、わずかなアドバンテージを得るためらしい」と両国が同じスタジアムを練習場所として要請したという。

 合宿地モンテレイを拠点とするジャーナリストのウィリー・ゴンサレス氏は「スウェーデンと日本は、開幕戦前のトレーニングセッションのために、モンテレイのエル・バリエル練習場の使用をFIFA(国際サッカー連盟)に要請した。当初はティグレスのボルカンスタジアムでトレーニングを行う予定だったが、日本代表がエル・バリエルを気に入ったことから、スウェーデン代表もそのことを聞きつけ、同様の使用を要請した」と森保ジャパンの情報を入手してスウェーデンも同じ練習場を指定したようだ。

「スウェーデンは開幕戦前に練習を希望しており、日本も同様に19日の試合前日に練習を希望している。その理由は、ティグレスのピッチに何か不満があるからではなく、バリアル・スタジアムのピッチがBBVAスタジアム(本番会場)と同じだからだ」とその理由を説明する。

「この件に関してFIFAとの合意はまだ得られていないが、両国が練習できるよう、モンテレイにトレーニング施設の提供を求める要請はすでに提出されている」。重要な最終調整の場を巡って、情報戦が激化しているのかもしれない。