名キッカーとして知られる元日本代表MF中村俊輔コーチ(47)が6日(日本時間7日)、メキシコ・モンテレイで行っている事前合宿4日目のトレーニング後、指名選手にFK練習を課した。

 この日は、DF菅原由勢(ブレーメン)、MF伊東純也(ゲンク)、MF久保建英(レアル・ソシエダード)、MF田中碧(リーズ)、MF鎌田大地(クリスタルパレス)を招集。ペナルティーエリア手前中央付近から蹴ってもらった。その場での直接のアドバイスはなかったというが、撮った映像を元に的確な助言を送ってくれそうだ。

FKの練習を見守る(左から)久保建英、伊東純也、田中碧、菅原由勢
FKの練習を見守る(左から)久保建英、伊東純也、田中碧、菅原由勢

 参加した一人の伊東は「シュンさんに呼ばれて、映像を撮って呼ばれた人たちがやっていた。CKは蹴ることはあるが、直接FKはあんまり蹴ったことがなかったけど、思ったより蹴れる。今日は俊さんが笛を吹いてただけでしたけど、あとからまた映像とかでフィードバックとかあると思う。一番FKがうまい人から教われるのは大きい」と説明した。

 FKで数々の名シーンを演出してきた中村コーチは、W杯直前に入閣。自ら口説き落とした森保一監督は、元日本代表FW武田修宏氏(本紙評論家)の直撃に〝俊輔効果〟について、こう語っていた。

「俊輔の持ってる経験で、ひょっとしたらプラスのアイデアがあったりとか、選手に対しても、その経験値で短期間でも何かプラスになることを働きかけてくれるかもしれません。何よりも『シュンさんに、あの一言をかけてもらったから、これを決められる』とか『これもできる』など、自信につながったりというのはある。データ的には見えないが、チームにとって大きい力になるでしょう」

 まさに指揮官の思惑通りに事は進んでいるようだ。