北中米W杯決勝(19日)の余波でスペイン人歌手で「歌姫」とも呼ばれるロザリアがアルゼンチン・コルドバ市で開催予定のコンサートが中止になったと、スペイン紙「マルカ」が報じた。

 W杯決勝でスペインが勝利するも試合後にアルゼンチン選手が乱闘騒ぎを起こし、スペインはもちろん、世界中から非難の声が出ている。同紙は「これはW杯決勝後にロザリアがアルゼンチンを批判する投稿を共有したことで物議を醸し『憎悪と怒りのメッセージが多数』寄せられたためだ。ロザリアは後にこの投稿について謝罪している」と伝えた。

 ロザリアのコンサートはコルドバ市にあるメトロポリタン都市美術館の広場で開催予定だった。同美術館は「美術館の運営上の制御が及ばない理由とアーティストを保護するため」に中止したと説明。イベントを企画したアルゼンチンの制作会社も「数多くの憎悪と怒りのメッセージ」を受け取ったという。

 その上で制作会社はSNSで「私たちの目標は常に音楽と芸術をたたえるショーを創り出すことでした。私たちはアルゼンチン人でもあります。サッカーは単なるスポーツではなく、私たちのアイデンティティー、歴史、文化の一部である国の一員です。だからこそ、私たちは怒り、悲しみ、失望を理解できるのです」と説明した。

 騒動の中、ロザリアは投稿を削除し「『ラ・ペルラ』が流れていたからシェアしたんだけど、書いてあることもちゃんと読んでなかった。ごめんなさい」と謝罪し、別の投稿で「私はアルゼンチンにしか愛を感じない」と付け加えたという。