巨人が14日の阪神戦(甲子園)に4―3で競り勝ち、連敗を「2」で止めた。
敵地で今季初めて行われた伝統の一戦で、最後に笑ったのは阿部慎之助監督(47)率いる巨人だった。先発した則本は6回無失点の好投。2点のリードを守り、移籍後&今季初勝利の権利を手にして降板したが、7回に救援陣が3点を失って逆転された。それでも8回に大城のソロで同点に追いつき、9回には松本の適時打で勝ち越しに成功し、最後は守護神のマルティネスが締めた。
阿部監督は「粘り勝ったと思います。こういう緊迫した試合が去年からずっと続いているので。本当に紙一重のところを持ってこれるか。そこだけの勝負だと思います」と確かな手応えを口にした。
ただ、試合の結果以上に内容にも価値があったようだ。この日の相手先発・才木浩人投手(27)は天敵中の天敵だったからだ。2024年7月30日の甲子園での対戦以降、実に2年以上も土をつけられず、破竹の7連勝を許してきた。
チーム関係者からも「もちろんみんなは打ち崩そうと思って頑張っているんだけど、これだけ抑えられると『才木相手なら仕方ないか』という深層心理も生まれてしまう。今季はいかに早く攻略してトラウマを成功体験に変えられるかが鍵になるだろうね」との声が上がるほどだった。
最終的にこの日も才木に直接黒星をつけることはできなかった。しかし、2回に相手の失策に乗じて大城、増田陸の連続適時打を含む3連打で2点を挙げるなど、計7安打を浴びせて6回でマウンドから引きずり下ろした。
リーグ優勝を目指す上で虎退治は絶対条件で、才木との再戦も避けて通れない。苦しみながらも何とか攻略したこの日の〝感触〟こそが最大の収穫だったのかもしれない。










