昨季のア・リーグ王者が大ピンチだ。ブルージェイズのマックス・シャーザー投手(41)が6日(日本時間7日)、本拠地トロントでのドジャース戦に先発し、2回2失点で降板。わずか36球の降板劇にロジャーズ・センターもザワついたが、試合後に登板前から「右前腕腱炎」を抱えていたと明らかにされた。

 シュナイダー監督は「短い登板になることは分かっていて、悪化したわけではない」と米メディアなどに説明。早期降板は〝想定内〟だったと強調した。だが、結果にはまったく反映されず、シャーザーは敗戦投手。後を受けてマウンドに上がった投手陣は軒並みドジャース打線につるべ打ちにされ、最後は捕手のハイネマンが登板するハメとなり、2―14の大惨敗で5連敗となった。

 指揮官の言葉通り、シャーザーの負傷が悪化していなかったとしてもブルージェイズの先発投手陣は崩壊状態にある。イェサベージは右肩のインピンジメント症候群、ビーバーは右ヒジ炎症、ベリオスは右ヒジ疲労骨折、ポンセは右ヒザの前十字靱帯を損傷。4人が負傷者リストに名を連ねる故障禍に見舞われている。

 手負いのシャーザーが登板すること自体が窮状を物語るが「MLB公式サイト」も、新たに判明した〝爆弾〟に「すでに課題が山積している先発ローテーションにとって、さらなる懸念材料となった」と指摘。先発陣が短いイニングで降板すれば、ダメージは投手陣全体に広がる。同サイトは「その負担はブルペンに移り、予定よりもはるかに早い段階で投手陣を次々と投入せざるを得ない状況となっている」と悪循環を伝えた。

 誤算に次ぐ誤算をどう乗り越えていくのか。シュナイダー監督の手腕が問われている。