中日の今季初勝利が遠い…。3月31日の巨人戦(バンテリン)は先制しながら2―5の逆転負け。開幕から4連敗とドロ沼にはまった。

 同点の9回二死満塁で4番手・藤嶋が代打・丸に走者一掃の右越え二塁打を打たれて万事休す。うまい外野手なら捕球できていた打球だっただけに、右翼・カリステの守備についての質問に井上監督は「あの展開で守備固めということも考えづらい。不安要素があったとしても同点、延長ということを考えると難しいところかなと思います」と苦しい胸中を明かした。

 波に乗れないチームに追い打ちをかけたのが、石伊雄太捕手(25)の欠場だ。開幕の広島3連戦で全て先発マスクをかぶった石伊に代わって、この日は木下がスタメン。試合後、井上監督は「(石伊は)帯状疱疹で出れる状態ではない。抹消はしないけどベンチから外した。明日、明後日どれくらいの回復が見込めるか。(今後の出場は)体調とにらめっこという形になる」と欠場の理由を明かした。

打撃も好調だった中日・石伊雄太
打撃も好調だった中日・石伊雄太

 広島3連戦で12打数5安打2打点と打ちまくった石伊は攻守の要ともいえる存在だが、さらに人気面でもチームを引っ張っている若手のホープ。沖縄キャンプ中のグッズ売り上げでは背番号入りの限定ユニホーム、名前入りのフェースタオルともに石伊は売り上げランキング2位。どちらも1位は右ヒザ付近の軽い肉離れで戦線離脱中の上林だけに、中日は人気1位と2位の選手がホーム開幕戦に欠場ということになってしまった。

 まさかの開幕4連敗にも「指揮官として、沈んだ顔を選手たちに伝染させるわけにはいかない。上を向いてやっていこうと思います」と気丈に語った井上監督。とにかく1勝して流れを変えたい中日だ。