東京女子プロレス29日両国国技館大会のプリンセス・オブ・プリンセス選手権は挑戦者の荒井優希(27)が王者・渡辺未詩(26)を撃破し、第17代王者に輝いた。

 悲願の初戴冠だ。荒井の最高峰王座挑戦は、昨年7月大田区大会以来2度目。ビッグマッチのメインを飾った試合は、両者一歩も譲らぬ激戦となった。

 荒井がサソリ固めで渡辺を絞り上げれば、お返しとばかりに豪快なジャイアントスイングで投げ飛ばされる。そのままティアドロップを狙われるが、ブレーンバスターで切り返し、王者をマットに叩きつけた。

必死の形相で3カウントを奪った荒井優希(手前)
必死の形相で3カウントを奪った荒井優希(手前)

 荒井は再びサソリ固めで追撃。Finally(かかと落とし)を狙うが、力ずくで受け止められる。ならばと荒井は新人賞をさく裂。バッティングハンマー、レーザービームで粘る渡辺をおきて破りのティアドロップで叩きつけ、最後はFinallyを決め、激闘に終止符を打った。

 試合後は両者大号泣。マイクを握った荒井は「これからもっともっと戦ってください。次は荒井がチャンピオンとして、挑戦者の未詩さんを受けて立ちます」と渡辺にメッセージを送った。

渡辺未詩(右)に向け、マイクを握る荒井優希 
渡辺未詩(右)に向け、マイクを握る荒井優希 

 団体を率いる王女となった荒井は「夢を見るチャンピオンになりたい」と目を輝かせる。その夢を「東京女子プロレスがもっともっと愛してもらって、選手みんなで東京ドームで興行をすることです」と宣言すると、会場からは拍手が巻き起こった。

「これを言うのは勇気がいるけど、みんなの前で言ったので、一番バカみたいに私が夢を見て、みんなに信じられないような景色を見せたい。これからも東京女子プロレスをよろしくお願いします」と来場した観客に呼びかけ、大会を締めていた。