ソフトバンクの小久保裕紀監督(54)と日本ハムの新庄剛志監督(54)が26日、開幕戦(27日=みずほペイペイ)に向けた前日会見に出席した。昨年、シーズン終盤まで優勝を争った両チームが開幕カードでいきなりの激突。前日から15分以上にわたって繰り広げられたやり取りに両者の思いが垣間見えた。

「僕を意識してるなと思って。『全部新庄に勝つ』っていう全新でしょ、違う?」。新庄監督のユーモアあふれるチームスローガンへの言及に会見場は笑いに包まれた。同級生として、ライバル球団の監督同士として、幾度も手に汗握る攻防でパ・リーグを盛り上げてきた2人。「打倒小久保裕紀」を掲げる敵将は「僕はソフトバンクの試合が一番楽しい。『小久保裕紀に勝ちたい』っていう気持ちで戦っていて、すごく面白い」「小久保監督じゃなかったら全然面白くない」と鷹の将に対する熱い気持ちを口にした。

 小久保監督が口にしたのは〝チャレンジャー精神〟だった。リーグ連覇を達成しながら、指揮官が目にした下馬評はライバル球団に高評価が集まった。「評論家のみなさん(の予想)が、ほぼ『1位日本ハム』というのは非常にやりがいがある。チャレンジャーとして戦うにはその前評判を覆してやろうじゃないかみたいな(気持ちになる)」。リーグ3連覇を目指す上で挑戦者の気持ちを胸に秘めて戦いに臨む。

「おそらく一生を振り返った中でもすごく思い出、記憶に残る一日になると思う。しっかりそれを満喫したい、味わいたいなと思ってます」と語って会見を締めくくった鷹の将。球界でも注目を集める開幕戦を勝利して上々の滑り出しといきたいところだ。