ソフトバンクは17日の中日とのオープン戦(みずほペイペイ)に5―1で勝利した。「6番・右翼」で先発出場した正木智也外野手(26)に逆転3ランが飛び出した。

 この日は開幕ローテーションに内定している先発・大関が7回途中1失点の好投を披露。その一方で、鷹打線は相手先発・大野の前に6回まで2安打無得点に封じこまれていた。それでも7回に柳町、山川の連打で一死一、三塁の好機をつくり、打席に立ったのが正木だ。

 カウント1―1からの3球目、やや甘く入った直球にスイングを仕掛けると、打球は逆方向へ高々と上がった。そのままボールは右翼ポール際スタンド席へ。オープン戦1号は「右方向にも大きな打球を打てるように」と、オフから取り組んできた成果が出た一発だった。

 試合前時点での打率は1割7分2厘。支配下の外野手登録で右打者は正木だけという〝希少〟な状況もありチャンスは少なくなかったが、ここまで思うような結果が出ていなかった。正木は「チャンスだと思っている中で、なかなか結果が出ないもどかしさもあった」と心境を吐露。そんな中で飛び出した本塁打に小久保監督は「状態は良くないけど、今日の一本でちょっと変わってくれるのを期待します」と奮起を促した。

 近藤、周東らWBC日本代表の野手3選手も19日には全員がチームに合流予定。正木は「(オープン戦)残り試合は少ないけど、試合に出た分だけ打ちたい」と気合を入れた。限られた残り少ないチャンスで首脳陣にさらなるアピールを図る。