日本ハムへの入団が発表されていた台湾出身のライル・リン捕手(28)が14日、巨人とのオープン戦(東京ドーム)前に行われた入団会見に出席。新天地での活躍を誓った。
WBC台湾代表として6日の日本戦(東京ドーム)にも出場したリンは、シーズン開幕前の電撃入団となったが「自分の強みはコミュニケーション力。投手とのコミュニケーション力はすごく高いと思うので。1日でも早くチームに溶け込み、チームの勝利に貢献したい」とやる気満々。14日の試合前練習では軽快な動きを見せるなど、異国での飛躍に意欲をのぞかせた。
「台湾ナンバー1捕手」の呼び声が高いリンだが、日本ハムの捕手陣は現在、田宮、清水、進藤の開幕一軍入りが濃厚。内野には捕手経験のある郡司、吉田、マルティネスらも控える。現状では一軍メンバー入りは厳しいようにも見えるが、チーム関係者は「それでも場合によっては、シーズン序盤から起用される可能性もある」と期待を寄せる。その理由はチームに在籍する2人の台湾人投手(古林、孫)の存在だ。
古林と孫は現時点で開幕先発ローテーション入りは微妙だが、新庄剛志監督(54)は今季、両投手を救援での起用も含め、さまざまな役割を担わせる方針を示唆している。2人を成長させるためには、言葉や投球内容を熟知する捕手の存在が不可欠。そのためにもリンの加入は大きいと言う。
「現在のチーム事情ではリンが捕手として毎試合スタメン出場するのは現実的ではない。ただ、古林、孫の登板時の〝専属捕手〟であれば期待はできる。古林も孫も同じ台湾の捕手であれば、言葉の問題も解消されるでしょうし、投げやすいはずですからね。まずはその役割を果たしてもらい、その過程でリンは課題と言われる打撃を磨いていけばいい。全てがうまくいけば、チームにとって貴重な戦力になる可能性は十分あると思います」(前出関係者)
台湾出身の野球選手として初めてMLBドラフトを経て米球団と契約したことでも知られるリン。果たして台湾人投手の女房役をこなしながら、異国の地で才能を開花できるか。〝チーム第3の台湾人助っ人〟への注目度は高まっている。











