虎チーム内からも主砲の〝お茶たてポーズ〟への待望の声が上がっている――。阪神は11日の西武戦(甲子園)に4―1で勝利。2連勝で27日の開幕戦に向けて状態を上げている。

 そんな中、侍ジャパンに選出されている佐藤輝明内野手(26)だが、今大会のスタメン出場はC組1位で準々決勝進出を決めた後のチェコ戦(10日、東京ドーム)だけ。それでも同戦では3打数1安打をマークし、8日のオーストラリア戦では代打で左翼への適時二塁打も放つなど、限られた出場機会で存在感を示している。

 今大会のメンバーには大谷翔平(31=ドジャース)、吉田正尚外野手(32=レッドソックス)、鈴木誠也外野手(31=カブス)に加え村上、岡本とMLB所属の実力者がずらりと並ぶ。

 それでも虎チーム内からは、佐藤輝の活躍を待ちわびる声が上がっている。「やっぱりファンをひきつけるし見てるこっちを魅了すると言うか、楽しませてもらえるので。頑張ってほしいですね」、「お茶パフォーマンスをたくさんできるように、もっと活躍してる姿を見せてほしい」

 一方で心配されたのがチェコ戦で左腕に受けた死球の影響だ。次の打席で代打・牧(DeNA)が送られ交代となり状態が不安視されたが、侍ジャパン・井端弘和監督(50)は「彼は『行く』って言ってたんですが、手首らへんだったので大事を取って変えました。さっき聞いたら『大丈夫』と言っていました」と説明し、無事を強調していた。

 メジャー組が並ぶ強力打線の中でスタメンの座をつかむのは至難の業だが、打席が巡ってくれば一振りで試合の流れを変える力を持っている侍の背番号7。戦いの場は米国に移り、WBC連覇へ向けた戦いはさらに激しさが増す。与えられたチャンスをモノにし、〝お茶たてポーズ〟を何度も繰り出すような活躍を見せられるか――。期待は高まるばかりだ。