WBCチェコ代表のオンドジェイ・サトリア投手(29)が10日のWBC1次ラウンドC組・日本戦(東京ドーム)で快投を見せた。最速127キロながら、得意のチェンジアップを駆使して痛打を許さず、5回途中6安打、無四球3奪三振で無失点。休養のため大谷(ドジャース)、近藤(ソフトバンク)、鈴木(カブス)が先発から外れた日本打線だったが、村上(ホワイトソックス)、吉田(レッドソックス)、岡本(ブルージェイズ)らメジャー組が並ぶ強力布陣に得点を与えなかった。
今大会限りで代表を退く意向だ。試合前、チェコ代表を率いるハジム監督は「今夜が彼にとってラストダンスとなるでしょう」と明言。世界最高峰のWBCで、世界一軍団を相手に有終の美を飾った。
6日のオーストラリア戦でも3回2/3を投げて1安打無失点の好投。3年前の前回大会も日本戦に先発して、大谷を空振り三振に封じるなど2打数無安打、3回3失点と大きなインパクトを残した。改めて大舞台での勝負強さを発揮したサトリア。この日の球数は67球で、1次ラウンドの球数制限(65球=打席途中で制限に達した場合は完了まで投球可能)いっぱいに最後のマウンドを楽しんだ。
降板する際、日本のファンから盛大な拍手を送られると、後ろを振り返りながら感傷に浸るようにベンチに下がったサトリア。ドラマチックなラストダンスだった。













