世界的スーパースターも緊急脱出か――。米国とイスラエルから爆撃を受けたイランは中東各国にある米大使館や関連施設などをターゲットに報復を開始した。米国務省は自国民に対して中東地域からの退去を要請する中、サッカー界のスーパースターでサウジアラビア1部アルナスルに所属するポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(41)のプライベートジェット機がスペイン・マドリードに緊急フライトしたことが判明した。

 イランによる報復攻撃で、サウジアラビアの首都リヤドにある米国大使館はドローン2機の攻撃を受けて建物が破壊。同国にある世界最大のラスタヌラ製油所も被害を受けて操業を停止した。他にもUAEやカタール、バーレーン、クウェートなど中東各国もイランによる攻撃を受け、中東情勢は大混乱し、緊迫状態に陥っている。

 英紙「デーリー・メール」は「中東では外国人の大量脱出が始まっており、ロナウド選手のジェット機もマドリードに向かう詳細が明らかになった」とし「フライト追跡システムによればボンバルディア・グローバル・エクスプレス機はスペインの首都まで約7時間のフライトを行った。豪華なプライベートジェットはサウジアラビア時間の午後8時に出発し、スペイン時間の午前1時に到着した」と報じた。

 リヤドに居住するC・ロナウドは2024年に6100万ポンド(約128億円)でプライベートジェット機を購入。これまでも中東と欧州の移動に活用していた中、2日夜にパートナーでモデルのジョルジナ・ロドリゲスさんと5人の子供たちとともにサウジアラビアを脱出し、スペイン1部レアル・マドリード時代に居住したマドリードに緊急避難したとみられている。

 同紙は「米国務省は米国民に安全上のリスクを理由に中東十数か国から退去するように要請していた」とし「エジプトの東側にいる人は全員が退去を命じられ、何千人もの外国人が船上から逃れようとしている様子が見られた」と指摘したように、C・ロナウドも家族の安全を最優先し、不測の事態に備えてサウジアラビアからの離脱を決めた模様だ。

 その一方、英メディア「スタンダード」は「ポルトガルスターのプライベートジェットはサウジアラビアを離れたが、本人はアルナスルとともにとどまっている」と報道。C・ロナウドは2月28日のリーグ戦でハムストリングを負傷。しばらくは試合に出場できない見込みだが、チームは4日に公式Xを更新し、負傷に関する情報を投稿したが、チーム離脱や残留などの状況についての記述はなかった。

 C・ロナウドの所有するプライベートジェットがリヤドからマドリードに移動したのは明らかだが、ロドリゲスさんら家族だけが避難した可能性もある。詳細は不明ながらも、中東情勢の緊迫がサッカー界やスポーツ界に大きな混乱をもたらしているのは間違いないようだ。