WBC日本代表の山本由伸投手(27)が見せたファンサービスが海外から称賛を集めている。

 山本は2日に京セラドームで行われたオリックスとの強化試合の試合前に外野エリアで調整。キャッチボールなどを終え、引き揚げる際にスタンドに向かって使っていたボールを投げ入れた。そのボールは大人の男性がキャッチしたが、すぐさま前列にいた「OHTANI」のユニホームを着た少年にプレゼントした。

 このシーンはWBC公式Xで3日に投稿され、さらに反響が広がった。米メディア「クラッチ・ポインツ」は大はしゃぎする子供の様子を「その子は信じられないほどの幸運に目を輝かせていた」と描写。「WBCがもたらす激しい競争の中、野球選手の一人ひとりの心の奥底に、ただフィールドで楽しみたいと願う子供心があることを忘れがちだ」と選手の心理を読み解きながら「もしかすると、ドジャースのスターが少年に残した消えない記憶が、彼(少年)をその足跡を追うように奮い立たせるかもしれない」と未来を描いた。

 メジャーリーガーも日本でプレーするプロ野球選手も、もともとは野球少年。山本が投げ入れたボールをゲットした少年がいつの日か、ドジャー・スタジアムのマウンドに立っているかもしれない。