中日が大谷翔平(31=ドジャース)に感謝感激だ。
大谷が侍ジャパンを世界一に導いた3年前のWBC以降、バンテリンドームの観客動員が大幅アップ。今回の侍ジャパンとの強化試合でも中日ナインが大きな影響を受けているだけに、大谷という世界No.1プレーヤーの存在の大きさを改めて感じている。
「これだけの注目の中でやれたということで、これからの戦いで選手たちの士気が高まってほしい。名古屋がこれだけの大フィーバーになったのも、大谷選手のおかげだと思う。バンテリンドームがこれだけ盛り上がるという試合を体験させることができたのは、すごくありがたいと思います」。27日に行われた侍ジャパンとの強化試合に中日は3―5で敗れたが、井上一樹監督(54)は日本の野球界全体を盛り上げている大谷に謝意を表した。
中日は侍ジャパンが世界一となった2023年、コロナ禍から回復して観客動員数が218万人を記録(前年は180万人)。球団も4年ぶりに黒字となった。24年には16年ぶりに観客動員が230万人を突破し、昨年はNPBの観客数が実数発表となって以来の最多動員(252万0832人)を記録したが、「お客さんが入るきっかけになったのは、コロナ明けのWBCで大谷選手が活躍して世界一になったから。あれで野球人気が上がった」と、球団内では大谷への感謝の言葉が後を絶たない。
今回の侍ジャパンとの強化試合2試合が地上波全国ネットで中継されることも、中日にとっては大きい。23年3月3日に行われた侍ジャパンと中日の強化試合は、名古屋地区で23・2%の平均世帯視聴率を記録(ビデオリサーチ調べ)。今回も高視聴率が見込まれるだけに「プロ野球の通常の試合で全国放送が少なくなっている中で、いいアピールになる」(球団関係者)とニンマリなのだ。
試合前のフリー打撃に登場した大谷は、28スイング中11発のアーチを披露した。中日ナインと一緒に見ていた井上監督は「日本の宝とかいうけど、ある意味、世界にあんな選手はいない」と大絶賛。「異次元だ、えぐいとみんなが言っているけど、みんなそこを目指すのは無理かもしれないけれど、上には上がいる、俺の努力なんて、俺の練習なんてまだまだだと思ってくれたらうれしいなと思います」と語ったが、大谷のすごさに触発され中日ナインのモチベーションがアップすれば、これほどありがたいこともないはずだ。













