ドジャース・大谷翔平投手(31)の3年ぶり凱旋に、名古屋が沸騰している。26日に大谷が空路で名古屋入りするや大きな騒ぎとなった。CBC(TBS系列)のワイド番組「ゴゴスマ」は、バンテリンドームでの侍ジャパン練習に合流した大谷の様子を異例の生中継。メ~テレ、東海テレビ、中京テレビなど地元各局も夕方のニュースで大谷情報を大々的に扱った。

 実は大谷フィーバーの直前、東海地区はミラノ・コルティナ冬季五輪での地元選手のメダルラッシュに沸いていた。フィギュアスケートの「りくりゅうペア」(木原龍一は愛知県東海市出身、三浦璃来は名古屋の中京大学卒業)をはじめ、スノーボード女子ビッグエアで村瀬心椛(岐阜市出身)、スノーボード女子スロープスタイルで深田茉莉(愛知県みよし市出身)がそれぞれ金メダル。さらにスノーボード男子スロープスタイルの長谷川帝勝(愛知県岩倉市出身)、スノーボード男子ビッグエアの木俣椋真(名古屋市出身)が銀メダル、フリースタイルスキー男子モーグルの堀島行真(岐阜県揖斐郡出身)はデュアルモーグルで銀メダル、モーグルで銅メダルを獲得し、名古屋のワイド番組は連日、地元勢の活躍一色だった。

 大イベントの終了後は街全体に物さびしさが漂いがちだが、そこへ大谷が名古屋入り。熱は再び上がった。「メダルラッシュで名古屋がたいへん盛り上がっているところに今度は大谷選手が来てくれたのは大変大きいですね」と、地元放送関係者も〝追い風〟を歓迎する。

球場の外で大谷翔平の到着を待つファン
球場の外で大谷翔平の到着を待つファン

 大谷は3年前にも侍ジャパンの一員として名古屋入りすると、中日との壮行試合で試合前のフリー打撃に臨み27スイング中9本の柵越え。バンテリンドームの5階席へ飛び込む〝超特大弾〟を3発放ち、度肝を抜いた。この日の練習後の会見でも「やりたいなとは思ってますし、今日動いた感じも悪くはなかった。明日また状態を見て、行けそうだったらやりたい」と語り、ファンの前での打撃練習に前向きな姿勢を示しただけに〝伝説のフリー打撃〟再現への期待は高まるばかりだ。

 27日には、りくりゅうペアが名古屋入りし、CBCの夕方のワイド番組「チャント!」にスタジオから生出演する予定。同番組はバンテリンドームから侍ジャパンの練習も生中継する。りくりゅう凱旋と大谷フィーバー――。名古屋の街は、さらにもう一段ヒートアップすることになりそうだ。