英下院は24日、公務上の不正行為の疑いで逮捕されたアンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー氏ことアンドルー元王子が、貿易特使として政府から任命された際の関連文書の公開について賛成した。同時に議会では元王子に対する批判が相次いだ。25日、英紙サンなどが報じた。

 クリス・ブライアント貿易相は、元王子に対する捜査が進行中のため、政府資料の公開はその影響で遅れる可能性があるとしつつ、政府はこの動議に「可能な限り迅速に」従うと述べた。

 同時にブライアント氏はアンドルー元王子について「無礼で傲慢で特権意識に満ちている」と批判した。

 2011年に元王子の特使解任を求めていた同氏は、ウェールズの選挙区への訪問について振り返り「トニーパンディの海軍士官候補生たちを訪問しに来たのを覚えています。彼らは王室の一員に会えて本当に喜び、興奮していました。しかし彼は2回来て、いつも車で来た母親(エリザベス女王)とは違い、ヘリコプターで来ることを主張しました。彼は早く去り、若者たちにほとんど興味を示さなかった」と語った。

 また自由民主党のモニカ・ハーディング議員は、当局が「傲慢な」アンドルー元王子が貿易特使としての任務中に、英国の評判に損害を与えることを恐れていたと主張した。

 ハーディング氏は下院議会で、元王子は「前評判」があったにもかかわらず、懸念が「肩をすくめる程度で対処された」にもかかわらず、10年間もその職にとどまったと非難した。

 ハーディング氏は政界入りする前、ブリティッシュ・カウンシルの広報部長を務めており、アンドルー元王子は貿易特使として同カウンシルを訪問したが、同氏は「彼が到着する前、大使館とブリティッシュ・カウンシルの上級職員は目を丸くしていた。彼の評判が先行していたからだ」と明かした。

「彼の訪問を英国を盛り上げる機会として期待するどころか、むしろ損害を与えるだろうと考えられていた」と同氏は語っている。