公務上の不正行為の疑いで逮捕されたアンドルー元王子が、バッキンガム宮殿内でプライベートな「全裸マッサージ」を受けていたことが分かった。英紙デーリー・メールが24日、報じた。

 プロのマッサージ師であるモニーク・ジャンネローニさんが告発したもので、2000年6月に小児性愛者の故ジェフリー・エプスタイン元被告の愛人ギレーヌ・マクスウェル受刑者を通じ、アンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー氏ことアンドルー元王子の元に手配されたという。

 ジャンネローニさんは、バッキンガム宮殿のセキュリティチェックもなしに係員に宮殿内へ通され、アンドルー元王子の部屋へ連れて行かれ、そこで元王子が全裸で浴室から出てきてマッサージチェアに横たわったと主張している。寝屋の内外に警備員はいなかったという。

 元王子は「こんにちは」と言った後、バスルームに消え、全裸で戻ってきたため「目をそらしてしまい、とても恥ずかしかった」とジャンネローニさんは振り返った。最初の恥ずかしさを除けばマッサージ中に性的行為などの問題もなく、当時の元王子は「とても親切で紳士的だった」という。

「私はバッキンガム宮殿にいたので緊張していたし、形式的に自分が知っていることをやっていた。もし何か不都合なことがあったとしても、彼がタオルをとても素早く外したこと以外、それに気づいた記憶はない」とジャンネローニさんは語っている。

 その費用はすべて宮殿からの小切手で支払われた模様で、元王子の当時の個人秘書だったシャーロット・マンリーによって署名され、75ポンド(約1万6000円)が王室のクーツ口座から支払われた。

 この一件は元王室職員2人の内部告発者が、アンドルー元王子が英国の貿易特使として海外滞在中に受けたマッサージ代や豪華な旅行の代金がひっそりと納税者に押し付けられていたと主張した時期と重なっている。

 元王子は貿易特使に就任していた10年間で航空券、ホテル代、スパトリートメント代などの費用に過剰な出費をしていたことで告発を受けていた。

 ある王室職員は、国務省はそのような経費を何の疑問も持たずに通過させたことで、通商代表としての王室の行動をチェックする機会を逃したと述べている。