野球日本代表「侍ジャパン」は24日に宮崎事前合宿を打ち上げた。この日は最終クールから合流したメジャー組の菊池雄星投手(34=エンゼルス)がブルペン入り。アドバイザーを務めるダルビッシュ有投手(39=パドレス)が見守る中、17球を投げ込んだ。

 WBC連覇を狙う侍ジャパンへの貢献を誓い、菅野智之投手(36=ロッキーズ)とともに早期合流で代表練習に加わった左腕は「3日間のために無理して来る必要があるのかどうかっていうのもちょっと悩んだ。だけど、来て食事会もできた。名古屋、大阪と試合モードに入っていくので、この宮崎で3日間を過ごせたというのは大きかった」と振り返った。チームの結束を深め、互いを知る上で貴重な時間となった宮崎合宿。代表メンバーでは菅野、中村悠(ヤクルト)に次ぐ年長者で、初対面の選手も多いため「すごく気を遣ってもらっていると感じた」と明かしつつ、自ら積極的に声をかけてチームに溶け込んだ。

 井端監督は菊池の代表選出にあたって、ダルビッシュが担ってきた兄貴分的な役割の継承を期待した。そのダルビッシュについて、菊池は「もう安心感というか、我々よりはるかにいろんなことを経験してきた方。本当に一つひとつの言葉に当然ながら重みを感じる。ダルビッシュさんがいてくださるだけでチームに安心感が生まれる。3日間だけだったけど、すぐにそれは感じた」と、チームの精神的支柱としての存在の大きさを痛感。「安心感」というキーワードを繰り返した上で、宮崎合宿を区切りにチームを離れるダルビッシュが担ってきた役割を引き継ぐ自覚を示した。

 すでに選手個々との距離を縮めて、メジャーでたくわえた見識を伝える指南役としての地ならしを終えている。23日に開かれた食事会では、ダルビッシュから直接「いろいろ確認だったり、チーム状況とかを(聞いた)」という菊池。なぜダルビッシュが代表に必要とされたかを理解している。後輩たちの迷いや不安を振り払う「安心感」をもたらすつもりだ。