バッキンガム宮殿は公務上の不正行為の疑いで逮捕されたアンドルー元王子を、王位継承権の順位から除外するための法改正を検討していることが明らかになった。英各メディアが23日、伝えた。

 アンドルー元王子ことアンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー容疑者は、現在も王位継承順位第8位に位置している。

 ルーク・ポラード国防担当閣外相は、BBCの番組で、アンドルー元王子の王位継承権を剥奪することは「正しいことだ」と発言。警察の捜査結果に関わらず、将来的に王位に就く可能性をなくすことが妥当だとの考えを示した。

 また自由民主党はアンドルー元王子を王位継承権から排除する法案を支持することで、同氏に対して「行動を起こす」計画だと党首のサー・エド・デイビー氏は主張している。

 英国政府は、バッキンガム宮殿と全面的に協議を進めているとしており、アンドルー元王子が「王位まであと一歩」という立場にある状況を回避するための措置を早急に取っているとの声明を出している。

 チャールズ国王は、バッキンガム宮殿に保管されているアンドルー元王子に関するすべてのファイルへの警察による完全なアクセスを許可する方針だという。

 これにより警察は公務上の不正行為の疑いがある通商特使としての元王子の在任期間に関するすべての記録、電子メール、政府ファイルを閲覧できるようになる。王室関係者は「我々は全面的に、そして心から協力すると言った」と語った。 

 王位継承順位の変更には、オーストラリア、カナダ、ジャマイカなどチャールズ国王を国家元首とする他の国の同意が必要となる。

 また、英国の貿易特使の役割について議会調査を開始するかどうか検討するために、有力な議員グループが会合を開くことも必要になってくるという。

 現在警察の捜査が進むなか、王室と政府が警察が連携して迅速な対応を協議しているという。