ぶれずに突き進めるか。ソフトバンクの宮崎春季キャンプで秋広が連日の柵越え、外野守備に挑戦中のイヒネが存在感を示し、首脳陣から評価を得ている。

 そうした中で負けていられないのが今年でプロ6年目を迎える井上朋也内野手(23)だ。2020年のドラフト1位で花咲徳栄高からホークスに入団。秋広らとは同世代で力強い打撃に期待をかけられているが、昨季は一軍で8試合の出場にとどまり打率1割2分5厘と結果を残せなかった。同世代が次々と台頭する中で、なかなか一軍での機会を得られないまま気づけば6年目。勝負の年を迎えている。

入団2年目となるソフトバンク・秋広優人(左)
入団2年目となるソフトバンク・秋広優人(左)

 ただ、井上は現在の取り組みに手応えを覚えている。長谷川打撃コーチが「去年までどうしても合わせるだけだったのが(今年は)しっかり振り切って逆方向に強い打球を打てている」と語るように、練習では昨年からの成長を示している。

 さらに、結果を残していくために必要なのが「軸をぶらさないこと」だ。井上は「(昨年までは)結果を欲しがって(フォームや取り組みを)ずらしてしまった」と回想。自分がやってきたことを信じ切れず、簡単に取り組みを変えてしまっては結果もついてこない。首脳陣からも「何も変えずにやっていこう」と言われているという。

 15日に行われた紅白戦では前田悠から右中間へ二塁打を放つと、外野守備でも大飛球をフェンスにぶつかりながら好捕。ブレークを期待する小久保監督からは「アピールしないと(A組に)残れないので」とよりいっそうのアピールを求められた。実戦が本格化していく今後も信じた道を進み、サバイバルを勝ち抜けるか――。