新日本プロレスのエル・デスペラードが、退団した〝同期〟の高橋ヒロム(36)への思いを明かした。ヒロムのラストマッチとなった11日大阪大会ではバックステージに登場し、将来的な再戦を約束。「太陽と月」と称された2人のライバルストーリーは、より大きなスケールで続く可能性が高そうだ。デスペラードが思い描く理想の再会は――。
日本プロレス界のジュニアの顔として君臨したヒロムが「新しい夢」を追い求めての退団を、デスペラードは「半分意外で半分納得」と独特の表現で受け止めた。ヒロムは2024年1月東京ドーム大会を最後にIWGPジュニアヘビー級王座戦線に絡んでいなかった。
「アイツの夢の中心には必ず(IWGPジュニアの)ベルトがあったんだよ。その男がまったく触れない時期が長すぎて…。半分の納得の部分ではそこで、意外はやっぱり新日本愛を誰よりもうたってた人間が新日本からいなくなることかな」
デスペラードは大阪大会でヒロムに「ありがとな」「頑張れよ」「勝手に引退するなよ」と3つのメッセージを送った。「本当は3つ目は『正直さみしい』って言おうかと思ってたんだ。でも、この状況でそんなこと言うの面白くねえなってふと思って。そこで思い出したのが『引退するまで何度でもやり合う』って彼が言ってくれていた言葉」と振り返るが、結果的にその機転がヒロムからの「どっちがすげえレスラーになるか勝負しようぜ。またシングルマッチやろうよ」という約束に結びついた。「泣き言を言わなくてよかったね。うれしかったよ」と率直な思いを明かす。
デスペラードが月、ヒロムが太陽に例えられたライバル物語は、団体の垣根を越えた新たな章に突入する。「たぶん俺が一番(ヒロムを)信用してるし、信頼してる。安心はしてないけど、心配もしてない。どこにいたって、俺にとって彼は『髙橋広夢』なので。最高の同期がどこかで頑張ってくれてるってだけで、俺も頑張れるし。逆に新日本で俺がまたちょっといろんなことやってるのを見たら、それを刺激にとらえてもらえたらいいかなって思ってる」と、その絆と対抗心は別々の道を歩むことになっても変わらない。
理想として描く再会のシチュエーションについてデスペラードは「俺がもう一回ベルトを取れているというのが大前提で、ドームでIWGPかけて彼が挑戦者だね」と言い切る。「その時、ヘビーを差し置いてのメインになっているのか、それとも俺が節制を間違えてヘビーになっちゃってるのかは知らない」と笑いつつ「まあ、俺が相手できたらいいけど…大阪のリング上で泣きべそかきまくってた(Yuto―)IceがIWGPヘビーを取って挑戦者にヒロム指名して、アイツが乗り込んで来たら、俺はそれも喜んで見るけどね」。夢がかなうその日まで、太陽は燃え、月は輝き続ける。














