アルペンスキー女子滑降で転倒し、左足脛骨の複雑骨折で3度の手術を受けているリンゼイ・ボン(41=米国)が左足の切断危機に直面している。
フランスメディア「RMCスポーツ」によると、リヨンのサンティ整形外科センターの所属でヒザの専門家であるベルトラン・ソネリ・コテ医師はボンの負傷について懸念しているという。「残念ながら今回はケガが多すぎたように思う。11日にインスラグラムに投稿された画像をみると手術は成功したものの、外固定器、つまり左足に埋め込まれた巨大なピンが骨折を完全に修復できていないことを示しています。ケガは極めて深刻で場合によっては生涯にわたる後遺症の可能性あると、理解することが重要です」という。
その上で「彼女は厳重な経過観察を受けている。手術を受け、大量出血や壊死、感染を防ぐために筋肉を切開した。この危険な段階をすぎたら骨をしっかりと治癒させるために骨折部にプレートを装着する必要があります。しかし具体的な時期は予測できない。今の目標は何よりも歩けるようになることです」とし「まだ、そこまでは至っていないが、彼女のようなケガは切断に至ることもあります」と専門医は指摘した。
同医師によると、2月上旬に行われた国際会議で五輪開幕前に前十字靱帯を断裂したボンの話題となり「リンゼイ・ボンは断裂しても走るべきか」という議論があったという。「大多数の専門医は装具を使えば走れるが、リスクは伴うという意見で一致した」。五輪本番の負傷は予測できた中でボンは強行出場を選択した。スターは「後悔はない」としたが、果たして復帰できるか。












