過度な心配は不要――。陸上の木南道孝記念(10日、大阪・ヤンマースタジアム長居)、女子800メートルで久保凛(18=積水化学)は2分7秒47で7位。レース後には大粒の涙を流した。

 今春から積水化学に入社した久保は、女子陸上部に所属しつつ、クラブチームの「TWOLAPS」で横田真人コーチに師事。実業団デビュー戦となったこの日は、自身が持つ日本記録(1分59秒52)から約8秒遅いタイムにとどまり、体調不良で取材に応じることができなかった。

 久保の走りについて横田コーチは「過度なプレッシャーがあったと思う。僕もフォローしきれなかった。ちょっと空回りしてしまったのでは」と分析。序盤からスピードに乗ることができず「うまくリズムをつかめないまま、後半に引きずってしまったレースになった」と振り返った。

 悔しい結果に終わったが、横田コーチに師事してまだ2か月あまり。新たな陸上人生は始まったばかりだ。ある陸上関係者は「横田さんのコーチングにいろんな声が出そうだけど、横田さんは信頼できるコーチなので大丈夫」と指摘。「メンタルとコンディションがハマれば、すぐ戻せるのでは」との見解を示した。

 今季の久保はアジア大会(愛知)と世界ジュニア選手権(米オレゴン)での優勝を目標に掲げる。ここから、はい上がるのみだ。