フィギュアスケートのコーチがハラスメントによる資格停止処分が確定し、五輪参戦が認められなかった。

 資格停止が確定したのはエストニアのライモ・ラインサル氏とオルガ・コバルコワ氏。1月に指導していたソフィア・ステプチェンコ(19=ラトビア)から虐待の告発を受けて、国際スケート連盟(ISU)は資格停止処分を下した。2人は処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したが、12日までに確定した。

 ドイツ紙「ビルド」によると、2人はステプチェンコに対して、ケガを抱えているにもかかわらず大会参加を強要し、減量を迫ったという。その結果、同選手は摂食障害、自傷行為、うつ病につながったとしてコーチたちを告発した。

華麗に舞うソフィア・ステプチェンコ(ロイター)
華麗に舞うソフィア・ステプチェンコ(ロイター)

 五輪で世界13か国から集まった16人の選手を指導するラインサル氏は「取り返しのつかないほどの評判が損なわれた。指導する選手に悪影響を与える」と主張したが、CASは「ISUの処分は有効である」とラインサル氏らの五輪参加資格を剥奪し「有罪の推定を意味するものではなく、むしろスポーツの公平性を守るためものである」と述べたという。