全日本プロレスの〝マット界随一の偏屈者〟こと鈴木秀樹(45)が、〝暴走社長〟こと諏訪魔(49)を一刀両断にした。

 鈴木は23日の東京・大田区総合体育館大会で諏訪魔とのコンビ「エボリューション」で綾部蓮&タロースの持つ世界タッグ王座に挑戦する。久々の返り咲きを狙うが、気になるのはそのコンビネーションだ。過去にも合体技が決まるだけで観客席からどよめきが起きたこともあるほどの〝水と油〟。かみ合えばとんでもないパワーを発揮するが、その逆ならば自壊もしかねない「諸刃の剣」コンビだった。

世界タッグの現王者・タロース(左)と綾部蓮
世界タッグの現王者・タロース(左)と綾部蓮

 だが、鈴木は今回は様子が違うと胸を張り「いちいちツッコむと、また前みたいになるじゃないですか。だからもう何でもいいから、好きにやってもらおうと思います」とツッコミの封印を宣言した。

 続けて「ただし、好きにやるにしても全日本プロレスでやってくれってことですよ。で、彼は非常勤取締役なわけでしょ。だから、自分でその責任を取ればいい」とピシャリ。その上で「今回からは諏訪魔とは向き合い方を変えようと思います。まず、当面は泳がせる。だから好きにやれ」と言い放った。言い方にトゲがある気がするが、それはそれだ。

 続けて鈴木は、最近公開された諏訪魔の記事についても言及。その中で「全日本のファン層が入れ替わって、俺のことを知らねえ人が増えてるんだ」としつつも、諏訪魔が王座奪取で存在感を示したいと意気込んでいたことに「世界タッグを取らなきゃ思い出してもらえないのかって。そもそも論として、勝手に来なくなった自分が悪いんだろ」とごくまっとうなツッコミ。

 返す刀で「しかも1月25日にもタイトル(全日本プロレスTV認定6人タッグ王座)を取ってるわけですよ。タイトルホルダーなんだから。所属なんだから出ろよって話でしょ。なんで試合出ないのって」と流れるように断罪した。

6人タッグのベルトを奪取したばかりだが…
6人タッグのベルトを奪取したばかりだが…

 その上で、諏訪魔が最近の鈴木を「秀樹も、所属になってずいぶん更生した感じだったから。こないだ久しぶりに会ったら真面目になってた」と評したことには「お前がいないからだよ、バカヤロー!」と罵声。数秒前のツッコミ封印宣言は何だったのか…と疑問を持たせる間も与えずに「あと毎回、エボリューションのTシャツを俺の分まで持って帰るのをやめろ。今回は絶対に持って帰るなよ。ここが一番大事だから!」と言い放つのだった。やはりこのタッグはひと筋縄ではいきそうもない。

 なお、鈴木は7日に新木場で行われた前哨戦の6人タッグ戦で、綾部のデスルーレットで直接敗北。試合後はタロースに足蹴にされた。王座戦を前に暗雲が垂れ込めるばかりだが、果たして…。