いよいよ6日に開幕するミラノ・コルティナ五輪の選手村事情とは――。
世界を代表するアスリートが多く過ごす今回の選手村は、ポルタ・ロマーナ車両基地を利用した都市再生プロジェクトの中核として着工。大会後の活用を念頭に置いており、3月以降は学生寮として使用される予定だ。
古参の五輪関係者は「東京五輪やパリ五輪よりもコンパクトな構造の印象」と指摘し、別の関係者は「例えばパリ五輪のパン屋みたいな目玉はないけど、かなりコンパクトになっている。これくらいの施設だったら、再開発でも建設できそう」と分析。近年は五輪の開催費増が問題視されており、コスト減&持続可能な街づくりを意識した構造となっている。
また、選手村では水回りなどのトラブルが日常茶飯事だが、今回の選手村は高く評価する声が多い。日本選手団の伊東秀仁団長は「水もちゃんと出るし、部屋もきれいだし、すごく過ごしやすいというか、居心地がいい感じがする」と太鼓判。「コロナビール」の提供ブースではリラクゼーション環境が整備されており、アスリートのストレス軽減に役立っている。
その一方で課題もある。約1700床のベッドが用意されるも、一部の選手団は寝具に対して不満を吐露しているという。日本選手団などに寝具を提供するエアウィーヴ社の高岡本州代表取締役会長兼社長は「いくつかの国は『御社の寝具は大丈夫です』と断っていたが、例えば掛け布団が薄いとか、寝具が硬いとか柔らかいとかという話になって、現地に着いてから在庫調整の依頼が来たりしている」と明かした。
想定外の事態が起きる大舞台に挑む上で、選手村でどれだけ快適に過ごせるかも金メダルへ重要なポイントになりそうだ。













