米メディア「ファンサイデッド」は1日(日本時間2日)にMLB各球団を悩ませている最悪のFA契約を特集し、レッドソックスは吉田正尚外野手(32)を挙げた。

 レッドソックスは2022年12月に吉田と5年総額9000万ドル(約140億円)で契約した。1年目の23年は140試合に出場して、打率2割8分9厘、15本塁打、72打点、OPS7割8分3厘、OPS+109(100が平均)とまずまずだった。しかし、24年は左手親指、右肩の不安などで出場は108試合。打率2割8分、10本塁打、45打点、OPS7割6分4厘、OPS+116だった。24年は右肩手術で開幕を負傷リストで迎え、初出場は7月9日。55試合で打率2割6分6厘、4本塁打、26打点、OPS6割9分5厘、OPS+93だった。残り2年間、3720万ドル(約58億円)が残っている。

 同メディアは「健康状態が優れず、パワーも不足し、ほぼDHのみの出場となっている。レッドソックスは苦境に立たされている」と指摘するとこう続けた。

「現時点で彼に打席の場は開かれていない。ボストンは外野手が過剰で、ジャレン・デュラン、ウィルヤー・アブレイユ、ロマン・アンソニーがDHを分担することになる。吉田は一塁を守れるほど万能ではない。デュランやアブレイユをトレードしても本質的に強くなるわけではない。2人とも野手としての価値に加え、吉田よりも打撃成績が良いからだ」

 最後は「32歳の吉田はトレードできない。長打力のないベテラン野手には価値がないからだ。レッドソックスは間違いなくやり直しを望んでいるだろう」とまとめた。

 昨年はレギュラーシーズン最後の8試合でマルチ安打6試合、2発、5打点、ヤンキースとのワイルドカードシリーズ3試合で7打数4安打、打率5割7分1厘と勝負強さを見せた。しかし、年俸が1860万ドル(約29億円)と高いため、トレードも簡単ではない。代打要員で〝飼い殺し〟される可能性もある。