ヤンキースの「悪童」ジャズ・チザム内野手(27)が再び放出危機だ。

 スペイン紙「マルカ」(英語版)は22日(日本時間23日)、「ヤンキース関係者がチザムのトレードの可能性の意外な理由を明かす」との記事を配信した。

 ヤンキースはコディ・ベリンジャー外野手(30)と5年1億6250万ドル(約257億7300万円)で再契約。これにより今季終了後にFAとなるチザムがトレード候補に再浮上したという。

 昨季はキャリアハイの31本塁打31盗塁で「30―30」をマークしたバハマ出身のチザム。3月のWBCには英国代表での出場を表明している。

 プレーヤーとしては問題がないが、ヤンキース首脳がマユをひそめるのがその「性格」。同記事は「ヤンキース関係者のブライアン・ホック氏によれば、議論は数字よりも長期的な適合性に焦点を当てているという。

 ホック氏は、ヤンキースはチザムの性格が、数年後に球団が求める人材像と合致するかどうかを検証していると示唆した。同氏は『彼は4~5年ヤンキースに残るのか? その間、彼の人柄をチームに認めてもらえるのか?』と疑問を呈した」と伝えた。

 チザムは「悪童」の異名通りトラブルメーカーとして知られている。試合中の怠慢プレーはもとより、ドジャースの中心選手ミゲル・ロハス内野手(36)からマーリンズ時代にイジめられたと何度も告発。また昨年の球宴では胸部分だけを隠したセクシー衣装の婚約者とレッドカーペットを練り歩き話題を呼んだ。今オフもSNSで婚約者を中傷したファンと舌戦を繰り広げるなど球場外の話題に事欠かない。

 紳士球団のヤンキースにとってチザムの言動は頭の痛い問題。長期契約をオファーせず1020万ドル(約16億1800万円)の単年契約で合意した。同記事は「タイミングも重要な要素となる。ヤンキースは間もなく、チザムと長期契約を結ぶか、契約をまだ管理している間に価値を見いだすかを決めなければならない」と今後の見通しを記した。

 続けて「すぐに行動を起こす必要はない。ヤンキースは様子見の姿勢を取り、トレード期限が近づいたらチザムを再評価することができる」とギリギリまで好条件のオファーを待つことを勧めた。