大胆配置の春の背景に〝24年の教訓〟? 阪神は22日、2月1日に始動する沖縄春季キャンプの振り分けを発表。宜野座組には、嶋村、津田、百崎、今朝丸ら昨季はファームで汗を流したプロスペクトが抜てきされた。一方で岩貞、岩崎、西勇に加え、梅野、木浪も具志川組スタート。
藤川球児監督(45)は、「故障歴がある選手は自分たちのペースや、できやすい環境で。もう一つ励みがいるなという選手は、見ていただける目が多いところでと。そこはうまくコーチと話し合いながらコントロールしていく」と説明した。
これまで自主的な調整が中心だったベテラン組だけでなく、かつての主力級野手が実質二軍での始動となるなど、昨春メンバーからがらりと様変わりした。その背景には連覇を目指す中での〝チーム解体〟がある。
火の玉指揮官は「2025年に作ったチームを一度壊して、26年にいく」と宣言。日本一を達成した23年から連覇を逃した24年と同じ道は歩まないという強い意志がキャンプ配置に色濃く反映されている。
24年は日本一を達成した23年メンバーとほぼ変わらない顔ぶれで宜野座キャンプを迎えた。しかし主力だった伊藤将、湯浅が軒並み状態を落とすと、佐藤輝、中野、森下ら野手の中心選手も本来の力を発揮しきれず。致命的だったのは代わりの戦力がなかったことだ。新戦力の発掘を十分に行わなかった結果、選択肢の少なさが露呈し、2リーグ制後初となる連覇の夢は途絶えた。
だからこそ火の玉指揮官は連覇を見据え「解体」から手を付け、新鮮力を発掘しチームに複数の可能性を持たせるための春。指揮官は若手選手に対しても「本気を見てみること。(二軍施設の)SGLでは見れなかった教育ではないキャンプを見てもらう」と自覚を促した。
大胆配置の春キャンプの裏には、2リーグ制後初の連覇を逃した24年を繰り返さないという明確な決意が刻まれているはずだ。












