夢舞台で〝最強兄妹〟が日本勢に立ちふさがりそうだ。ノルディックスキーW杯ジャンプ男子個人第17戦(17日、北海道・大倉山ジャンプ競技場、ヒルサイズ=HS137メートル)、今季のW杯個人総合首位を走るドメン・プレブツ(スロベニア)が8勝目を挙げた。

 16日の予選を2位で通過したドメンは、この日の決勝1本目で132メートルをマーク。2本目で141メートルの大ジャンプを決め、285・7点で圧勝した。

 大会後の会見で「ジャンプ自体はパーフェクトではなかったし、コンディションも完璧ではなかった。2回目はいいジャンプができたし、結果的に距離を伸ばすことができたので満足はしている」と納得の表情を見せた。

 第17戦で日本勢は、北京五輪代表の中村直幹(フライングラボラトリー)が準優勝、二階堂蓮(日本ビール)が3位と躍進。予選を首位通過した小林陵侑(チームROY)は5位だった。

 ドメンは日本人選手の存在について「ライバルというよりは、どちらかというと2人(中村と二階堂)ともナイスガイ。いい友達というふうに見ている面が強い」と明かす。その上で「彼らだけではなくて、日本の選手はみんないい選手たちなので。ヨーロッパで転戦していくのは、日本の選手にとってとてもタフなことではあると思うけど、常にうまくマネジメントして連戦していることをすごく評価している」と語った。

 妹のニカ・プレブツ(スロベニア)も今季W杯で10勝を挙げており、2月のミラノ・コルティナ五輪では2人が個人、団体で日の丸飛行隊の壁となりそうだ。

 ドメンは、初出場となるミラノ五輪に向けて「もちろんメダルを取りたいし、できれば金メダルを取って(母国へ)帰りたい。できる限り多くのメダルを取って帰りたい」と闘志を燃やした。