2030年フランス・アルプス五輪でノルディックスキー複合が除外されたことを受け、全日本スキー連盟(SAJ)の河野孝典競技本部長が複雑な胸中を明かした。
国際オリンピック委員会(IOC)は7日、ノルディックスキー複合の除外を決定。1924年の第1回から行われてきた一方で、普及、人気の観点などが問題視されていた。8日に都内で取材に応じた河野競技本部長は「非常に残念」と声を詰まらせた。
競技人口の観点からも「すでに減少している」と危機感を口にする。ノルディックスキー複合が実施されないことで、拍車がかかる可能性もある。「正式種目でなくなったのが決定したので、日本スポーツ振興センターやスポーツ庁の強化費や助成金は減ると思う」と表情を曇らせた。
2026年ミラノ・コルティナ五輪シーズンを最後に引退した渡部暁斗は、14年ソチ五輪から3大会連続でメダルを獲得。かねて存続を訴えてきたものの、願いは届かなかった。選手たちには「かけられる言葉はない」と肩を落とし「五輪を目指してやってきた選手、支えてくれたスタッフの目標がなくなると思うと残念」と失意に暮れた。
34年五輪で復活するチャンスもあるが、厳しい局面に立たされてしまった。












