強敵の復帰はどう転ぶか――。国際スケート連盟(ISU)は、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの選手が国際大会に参加することを容認した。
2022年春にウクライナ侵攻が始まったことを受け、ISUは両国を国際大会から除外していたものの、26~27年シーズンは個人の中立選手(AIN)として国際大会に出場できる見込みだ。
26年ミラノ・コルティナ五輪では一部選手がAINとして出場。フィギュアスケートは女子のアデリア・ペトロシアンが6位、男子のピョートル・グメニクも6位だった。
10月に開幕するグランプリ(GP)シリーズには、両国の選手がAINとしてエントリーされてはいない。しかし、今後脅威になる可能性は十分にある。
特に警戒するのが女子だ。日本は絶対的エースの坂本花織さんが昨季限りで引退。ミラノ・コルティナ五輪銅メダルの中井亜美(TOKIOインカラミ)、世界ジュニア女王の島田麻央(木下グループ)ら次世代のスケーターも育っているが、油断はできない。
ミラノ・コルティナ五輪で不完全燃焼に終わったペトロシアンは、島田と同じくトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や4回転トーループを習得しているスケーター。ドーピング違反で資格停止処分を受けた22年北京五輪代表のカミラ・ワリエワも競技会にカムバックしている。
実際に日本のフィギュア関係者からは「やっぱり男子よりも、女子の方がロシア勢が戻ってくる影響が大きいと思う」との声が上がっている。30年フランス・アルプス五輪での金メダルを狙う日本勢にとって、大きな壁となりそうだ。












