2月6日に開幕するミラノ・コルティナ五輪を前に、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)によるノルディックスキー・ジャンプの検査厳格化が北欧の強豪国にとって不利になると波紋を呼んでいる。
FISは15日、ノルディックスキー・ジャンプ男子で選手が着用するスーツに関する不正でノルウェー代表の指導者など3人を18か月の資格停止処分とすることを発表した。
この騒動は昨年3月の世界選手権で起きた。個人ラージヒルに出場したノルウェーの選手数名が、股下の部分に規定違反の素材を使用したスーツを着用して失格処分になった。この件に関して、当時の代表コーチなどが意図的に不正を行ったことを明らかにしていた。
こうした状況を受けて、五輪専門の英メディア「インサイドザゲームズ」は「スーツを改造していたことが判明したトップトレーナーらが18か月の制裁を受け、また、ミラノ・コルティナ五輪に向けて競技規則が改訂されるなど、FISの取り締まりが北欧諸国に大きな打撃を与えた」と報道。ノルウェー代表のスーツ騒動を契機に検査の厳格化が進んでおり、特に北欧の強豪国への大きいとの見解を示した。
「ノルウェー代表スタッフは厳しい打撃を受けた。18か月の制裁は、ノルウェーによる世界選手権のマネジメントにも影を落とし、長年フェアプレーで知られてきたノルウェーの評判に傷をつけた」と強調。さらに「昨シーズンのスキャンダルを受けてスキージャンプの用具検査が厳格化され、選手たちが新たな困難に直面する可能性があることが明らかになった。例えば、スロベニアのティミ・ザイツは、オーストリアで開催されたフォーヒルズ・トーナメントで、スーツが短すぎると判断され、最初の2試合で失格となり、最後の2試合にも出場できなくなった。『本当に腹立たしい』とスロベニアのスポーツディレクター、マリオ・シュテッチャー氏は述べた」と北欧各国で失格の事例が広がりつつあると指摘した。
混乱が広がる北欧諸国をよそに、最近の検査厳格化に日本勢はしっかりと対応している。日の丸飛行隊のミラノ・コルティナ五輪でのメダル量産へ向けて〝追い風〟となるか。












