世界一連覇を達成したドジャースの話題がオフシーズンにもかかわらず「ホット・トピックス」として米メディアの間でも日々取り上げられ、熱を帯びている。14日(日本時間15日)には、米メディア「アスロン・スポーツ」も左腕ブレイク・スネル投手(33)とウィル・スミス捕手(30)のやり取りをクローズアップ。試合ではバッテリーを組む両者がSNS上で交わした〝熱いコメントのキャッチボール〟が、今季開幕を待ち焦がれるドジャースファンの期待を一気に膨らませている。

 発端はスネルのインスタグラム投稿だった。ドジャースで過ごした1年目の昨季を振り返る写真をスライド形式で公開し、最後に「ロサンゼルスに戻るのが待ちきれない」と一文を添えた。その中の1枚に写っていたのがスミスだ。

ドジャースのウィル・スミス(ロイター)
ドジャースのウィル・スミス(ロイター)

 これにスミスがすぐさま反応。自身のストーリーに再投稿し「もうすぐ」と短くコメントし、最後に砂時計の絵文字も添えた。この〝秒読み〟を思わせる言葉に、ロサンゼルスのファンも一気にざわついた。

 2人の関係性は、グラウンド上で築かれてきた。昨季のポストシーズンでスミスは捕手としてスネルを巧みにリード。左肩の炎症でレギュラーシーズンを棒に振ったスネルは、プレーオフ6試合で3勝、防御率3・18、41奪三振と圧巻の投球を披露し、遅ればせながら5年1億8200万ドル(288億9000万円)の契約に見合う働きを示した。

 一方のスミスも健在だ。2025年は110試合で打率2割9分6厘、出塁率4割4厘、OPS・901。ワールドシリーズ第7戦では延長戦で決勝ソロを放ち、ワールドシリーズ連覇の象徴的存在となった。16年のドラフト1巡目で指名されて以来、ドジャース一筋。3度の世界一を知る〝生え抜きの顔〟だ。

 4球団でMLB9年76勝のベテラン左腕と、MLB7年間でドジャーブルーのユニホームのみ着続けている人気捕手――。その結びつきがオフでも続いていることは、球団の安定感そのものを映し出す。3連覇という歴史的挑戦へ向け、王朝の中枢を担う2人はすでに同じ時間を刻み始めている。SNSの短いやり取りは、今季もドジャースが圧倒的な強さを見せつける「予兆」なのかもしれない。